Looop(東京・台東)は1月25日、燃料費調整単価の計算方法の変更を発表した。
従来の計算方法は大手電力の燃料費調整単価計算方法に準じていたが、今回の変更により燃料価格の「上限価格」が撤廃された。この変更により、北陸電力管内に適用される22年2月分の燃料費調整単価は従前の計算方法より1kWhあたり0.19円の値上げとなる。月300kWhの電力を使用する一般家庭では、一ヶ月に57円の負担増となる。
2020年央より燃料価格の上昇が続いている。大手電力では燃料費調整単価を計算する際の平均燃料価格に「上限」を設けているが、北陸電力では22年2月分から、関西電力と中国電力では3月分からこの上限に達している。中部電力、四国電力、沖縄電力でも上限に迫りつつある。上限に達した場合、電力会社の減益要因となる。