麦茶ポットで年間23528円節約に
ペットボトルや紙パックの飲料を購入している家庭は多いと思いますが、それをやめて麦茶ポットで「自家製」することで大幅な節約が可能です。しかも、節約以外のメリットも大きいです!! 私の実体験を交えながら解説します。
目次
節約額シュミレーション
初期投資
麦茶ポットは意外と価格帯が広いですが、1.6〜2L程度の扱いやすいサイズのもので1000円前後で購入できます。
我が家で使っている岩崎工業のクリアピッチャーはフタの部分を完全に取り外して洗えるので衛生的です。以前使っていた、上部を押すと注げるようになるタイプは、内部でカビが繁殖したのでやめました。
一度買えば2〜3年は問題なく使えます。衛生面が気になる人は毎年買い替えても充分、元は取れます。
夏の時期はダイソーなど100円ショップでも購入できますが、サイズが1L程度と小さかったり「値段相応」で注ぐ時にこぼれたりするのでおすすめできません。
一人暮らしなら2個、大家族でなければ3個用意するのがおすすめです。洗って乾かしておくことと、麦茶をつくるまでの時間(概ね2時間)を考えると1個だけでは厳しいです。
節約シミュレーション
・試算条件
1日1人1Lを飲用、3人家族(1日3L)
麦茶2L/1本160円
4月〜11月まで年間で8ヶ月利用
麦茶ポットを1000円で購入
麦茶パック2Lあたり6.3円
水道代2Lで0.4円
この条件だと、年間で23528円の節約になります。一回作るごとに140円以上の節約になるイメージです。
家族が多ければ更に節約額は大きくなるでしょう。
他にもあるこんなメリット
節約以外のメリットも紹介します。
買い物の荷物が軽くなる
重い飲料を買う必要が無くなるので、毎日の買い物の荷物が圧倒的に軽くなります。重い思いをして「水くみ」をする必要が無くなるのは大きなメリットと言えるでしょう。
ただ、最近はネット通販やネットスーパーで重いものを買う人も増えているので、その場合はメリットにはならないかもしれません。ただ、Amazonなどでペットボトル飲料を買うとスーパーよりも高い(送料分がこっそり上乗せされてる)ので、節約効果は上の試算より更に大きくなります。
また、家を出る時に麦茶ポットから水筒に移し替えて外出すれば、出先で買うペットボトル飲料も削減できます。
置き場所に困らない
スーパーで買ってくるにせよ、ネット通販にせよ買ってきたペットボトル飲料を自宅で保管しておくにはスペースが必要です。そのスペースを無くすことが出来るというメリットもあります。
ゴミを大幅に減量できる
3人家族だと2Lペットボトルを年間160本以上消費します。洗って乾かす作業や、ゴミの日まで家に保管しておく手間、ゴミ出しの手間は意外と小さくはないです。
自宅で麦茶を作れば、日々出るゴミはティーバッグだけ。ゴミの量を大幅に削減できるので、環境にも良いです。
色んな種類のお茶を楽しめる
「麦茶ポット」と紹介していますが、作れるのは麦茶だけではありません。
我が家では色んなティーバッグを常備しているので、日によってルイボスティーやウーロン茶、ほうじ茶、五穀茶など色んな種類のお茶を楽しんでいます。
最近はスーパーのお茶売り場でも色んな種類のティーバッグを取り扱っているので、選ぶ楽しさがあります。
デメリットは?
実際にやってみて感じるデメリットを紹介します。
作るのが面倒
最大のデメリットは「お茶を作るのが面倒」である点です。
節約が趣味の私は「へへへこれで150円節約だ」と楽しみながらお茶を作れるのでいいですが、そうでない人にとっては面倒でしょう。また、特に飲料の消費が増える夏の時期や、大家族ではお茶の「生産」が大変かもしれません。
以前、ガスコンロで一旦お湯を沸かして麦茶を作っていましたが、真夏は生産が間に合わないこともあって大変でした。今は蛇口一体型の浄水器から水をそのまま注いで「水出し」しているので楽ちんです。
手入れの手間が必要
麦茶ポットは空になり次第、ちゃんと洗剤で洗うことをおすすめします。サイズが大きいので食洗機が使えないのは面倒ですね。
また、麦茶ポットは構造によっては中の部品にカビが生えることも多いです。
1シーズンくらいなら大丈夫ですが、2シーズン目あたりから怪しいです。大した値段ではありませんから、衛生面を気にするなら毎年買い換えるのがおすすめです。
なお、我が家ではポット部分はスポンジで手洗い、蓋・取っ手の部分は食洗機で洗っています。食洗機で洗うようになってから、カビが生えなったのでその点でも良かったです。もう3年近くそうしていますが、カビ無し・使用にも問題無しです。