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停電対策に!自宅で発電する方法8選 | おすすめの種類は?

停電対策として導入できる「自宅での発電」といえば太陽光発電が思い浮かびますが、実はそれだけではありません。自宅で出来る発電方法を一覧で紹介します。

自宅で出来る発電

自宅で出来る発電方法を紹介します。

太陽光発電

家庭で広く普及している方法です。屋根の上に設置した太陽光パネルで発電をし、建物に電力を供給します。停電発生時には自立運転用のコンセントから最大1500Wの電力を供給することが出来ます。蓄電池と組み合わせることでより強固な停電対策が可能です。

初期費用は100万円以上掛かるものの、余剰電力の売電と電気代の削減メリットをあわせると多くの一般家庭では「元が取れる」と言われており、意外と導入しやすい発電方法と言えます。

スマホなどを充電できる、ポータブルタイプの太陽光発電パネルもあります。私も自宅用に備蓄しています。晴天時にスマホの充電が出来る程度の電力を発電することが出来ます。

関連記事:停電対策として太陽光発電を導入するメリット・デメリット

エネファーム(家庭用燃料電池)

ガス(都市ガス・プロパンガス)を化学反応させることで、電気と熱(温水)をつくるシステムです。給湯器兼発電機というイメージの製品です。

以前は1台300万円以上と高額でしたが、現在は100万円程度で購入できる製品も出てきています。停電が発生した時点でエネファームが発電中だった場合、停電発生後も発電を継続し、非常用コンセントから給電が可能です(ガスの供給継続も必要)

太陽光発電とは異なり「元を取る」のは難しいものの、停電対策として一定の効果が期待できる製品です。

関連記事:エネファームは停電対策になる?ならない?

エコウィル・コレモ(家庭用コージェネ)

ガスを化学反応させるエネファームに対し、ガスをエンジンで発電し電気と熱(温水)を作るシステムです。エコウィルは製造終了、現在は同じような仕組みのコレモが北海道を中心に販売されています。

コレモはガスの供給が継続していれば停電時にも発電が可能。またオプションの装着が必要ですがコレモが発電していない時点で停電が発生した際に自力で起動・発電することも可能です。

ポータブル発電機

ガソリンなどを燃料とする小型の発電機です。カセットガスコンロのボンベを燃料とするタイプもあります。

燃料を調達できれば長時間、発電を継続することが出来ます。デメリットとしては排気ガスや騒音が発生するため屋内や住宅密集地では使いづらい点、1ヶ月に一回程度の試運転や定期的なオイル交換などメンテナンスが必要な点があります。

関連記事:発電機と蓄電池、停電対策にはどちらが優れているか

風力発電

一般家庭ではほとんど導入例が無いと言えますが、家庭で導入できるタイプもあります。

家庭用として販売されている風力発電機は最低でも風速6~10m以上無ければ十分な発電を行うことが出来ません。風速10mというと折りたたみ傘が折れてしまうほどの風の強さなので、日常的に風が強い地域でなければ導入しても発電量はほとんど期待できないです。

自家発電設備

マンションなどで自家発電設備を導入している例があります。

一般的なタワーマンションでは非常用エレベーターや館内照明、水道供給など共用部への最低限の電力供給を一定時間まかなえる非常用発電機(主にディーゼルエンジン)を設置しています。

また、三井不動産レジデンシャルの三田ガーデンヒルズでは敷地内に燃料電池、太陽光発電、都市ガスを燃料とした発電機を設置、停電発生時にも各住戸に一定の電力供給を継続するとしています。六本木ヒルズでも大規模な自家発電設備をそなえており、停電発生時だけでなく平時から自家発電で必要な電力を賄っており、計画停電などの影響を受けません。

人力(手回し発電など)

以下のような方法で、人力で発電する方法もあります。

電池の調達が難しい状況においても、スマホの充電やランタン、ラジオなどに使う最低限の必要な電力をまかなうことが出来ます。

バイオライト

キャンプ用品として売られている商品です。焚き火で発生する熱で発電をする仕組みです。3W程度の発電能力があり、本体に内蔵されたバッテリーに充電、そこからスマホなどへUSBケーブルを通じて給電することが出来ます。

発電をしながら調理やお湯を沸かすことも可能。燃料は落ち葉や木材、松ぼっくりなど。メーカーが行った検証では4時間の焚き火でスマホを50%充電できたとされています(計算上も概ね正しい結果だと思います)