256Whのポータブル蓄電池にデスクトップPC本体とモニター2枚を接続、2時間半連続で使ってみた記録をまとめます。
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テスト環境
用意したポータブル蓄電池
商品名 | Anker 521 Portable Power Station |
処分方法 | メーカー引き取り、JBRC回収BOX |
PSE認証 | 適合 |
容量 | 256Wh |
出力 | AC 2口 200W 瞬間最大600W USB-A 2口 、USB-C シガーソケット |
計画停電が実施された際に自宅での仕事を継続するために購入しました。実際にデスクトップPCで使えるのか今回検証しました。
パソコンの環境
PC本体 | Mouse CT6-H AMD Ryzen 5 4500U |
モニター | 24.1インチ(EIZO EV2455) 23.8インチ(EIZO EV2450) |
小型のデスクトップPCです。低電圧版のCPUを搭載しているので、デスクトップPCとしては消費電力は少なめ(モニター一体型PCと同等)だと思いますが、モニターは今回の検証時も普段どおり2枚接続です。
ポータブル蓄電池でPCを動かしてみた結果
2時間半経過後の電池残量は
フル充電から2時間半、普段どおりサイトの更新作業やその他本業の関連の事務作業を行いましたが、2時間半が経った時点でバッテリー残量は「52%」となっていました。
ちなみに、2時間経過時点では64%という表示でした。この環境であれば5時間近く稼働できそうです。
計画停電(1回2時間)程度であれば問題なく乗り切れる、という結論です。暑さ対策に扇風機(40W)を追加しても2時間程度であれば問題は無いでしょう。
使用感
PCの動作については全くもって普段どおり、という感想しかありません。
ポータブル蓄電池は(当機種に関して言えば)動作音なども無いので、壁のコンセントから電源を取っているのと何ら変わりありません。
課題
課題に感じた点は以下の2つ。
- コンセントの接続・繋ぎ直しが面倒だった
- ポータブル蓄電池の置き場所に工夫が必要
デスクトップPCの場合、一度配線してしまえばコンセントを抜き差しする機会がほとんどなく使い続ける人が多いはずです。コンセントプラグが抜き差ししづらい場所にある、というケースもあるでしょう。プラグを抜き差しするのが面倒に感じられました。
停電が発生して真っ暗になった状況でコンセントを探して接続する、というのは難しいでしょう。予め停電時に抜き差しするプラグに目印をつけておくと良さそうです。
また、私はパソコンを置いている机上、モニターの前にポータブル蓄電池を置いて使いましたが、邪魔でした。何か別の良い置き場所を考える必要がありそうです。
通信回線の確保も必要
今回のテストでは普段どおり固定回線のWiFiでインターネットに接続しましたが、停電時には使えなくなる可能性があります(ルーターをポータブル蓄電池に繋いでも通信できないリスクは高い)
私は停電時にはスマホのテザリングでインターネットに接続する予定で、過去に丸1日テザリングでインターネットを使ったことがあります。通信回線の確保も忘れずに行ってください。
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携帯電話の基地局にはバッテリーや補助電源が備えられている場合が多く、停電時にも通信を継続できると言われているので私はそれに期待しています。