広告

猛暑下の停電対策の一覧| もし真夏に停電になったら・・?

「記録的な」猛暑が毎年のように繰り返される近年、エアコン無しでは生きられない暑さの中、万が一停電が起きてしまったら・・ 猛暑の停電にそなえた「対策」を紹介します。

猛暑下の停電に備えた対策

停電にそなえて日頃から心がけるべきこと

まずは猛暑下で停電が発生した場合にそなえて、日頃から心がけておくべきことを解説します。

マイカーの燃料は半分使ったら満タンに

機械式駐車場に車を格納している場合は停電によりマイカーを使うことも出来なくなりますが、平置きの駐車場に車を置いている場合は停電時の「避難先」としてマイカーが役立つ場合もあります。

一般的なガソリン車でエアコンをONにした場合、1時間で約1L前後のガソリンを消費すると言います。普通車のガソリンタンクの容量は40~70Lなので、ガソリン残量が半分あれば丸1日は車内でエアコンを使える計算です。

停電時は信号機の停止により交通網が麻痺する場合もありますが、車に乗って停電していない地域に「避難」することも可能です。

少しでも涼しい場所を探しておく

停電してエアコンが停止し、部屋の温度がみるみる上昇し始めてから「涼しい場所」を探すのはなかなか大変です。停電に備えて予め、少しでも涼しい場所を探しておくとよいでしょう。

家の中で風通しがよく日当たりが悪い場所は温度がやや低い可能性があります。

私はマンション住まいですが、地下駐車場はエアコンが入っていないのに夏場でも暑くならないので、停電時は地下駐車場に避難するつもりです(真っ暗になる可能性がある点は懸念点)

一部の自治体では避難所にエアコンの設置を進めています。停電時でも使えるように都市ガスやプロパンガスで動くエアコンを導入している自治体もあります。猛暑下で長時間・広域の停電の場合は避難所が開設される場合もあるかもしれませんので、自治体の情報もチェックしておくとよいでしょう。

飲料水を確保しておく

地域で停電が発生した場合、近隣の商店や自動販売機の営業がストップする恐れもあります。万が一にそなえて飲料水は一定程度確保しておくことは必須と言えます。

大手コンビニ各社やセイコーマート(北海道)では、停電時にも一定時間、最低限の営業を継続できるよう非常用バッテリーなどを店舗に確保しています。セブンイレブンの場合、レジなどを30分~1時間稼働できるそうです。停電した場合はまず停電情報を確認し、長引きそうであれば速やかにコンビニに向かい飲料水などを確保すると良いでしょう。

マイカーが無い場合はカーシェアの会員登録

マイカーが無い方は、カーシェアの会員登録を行っておくのもおすすめです。

この10年で爆発的に普及したカーシェアは、都市部であれば概ね徒歩10分圏内に1台は設置されています。地域で停電が発生した場合、そう遠くない場所まで歩けば車を借りることができます。

カーシェアの車は終電を逃した人が朝まで過ごす目的で使用するケースも以前から話題になっており、自分の部屋として使用している人もいます。停電時にも役に立つかもしれません。

なおカーシェアの貸出・返却はカーシェアの車両に搭載された通信機を介して行われるため、携帯電話の通信網が停止すると貸出・返却の動作が行えなくなることが想定出来るので注意してください。携帯電話の基地局にはバッテリーが設置されており、停電しても約1日は通信できる場合が多いです。

役立つかもしれない停電対策グッズ

瞬間冷却パック

尿素と硝酸アンモニウムの化学反応により約0度まで冷える冷却パックです。冷蔵庫などで保冷する必要は無く、保管も簡単。使用時に袋を「叩く」だけですぐに化学反応が始まり、冷たくなります。

持続時間は20~30分と短いですが、冷たく「感じる」のではなく物理的に冷たくなるため猛暑下の停電時に効果的だと思います。再利用はできず使い捨てになりますが、価格もお手頃です。

クールリング

屋外での暑さ対策に近年、急激に普及しつつあります。

約28度で「凍る」PCMという液体が中に入っており、首の周りに装着して使います。冷房が効いた部屋に置いておくだけで「凍る」ので、保管もラクラクです。停電が始まった直後に装着を開始してください(室温が上がると溶けていく)

「28度の氷」なのでヒヤッとする冷たさではないものの、真夏のプールの水くらいの温度なので、冷たさは感じます。炎天下で使うと30分くらいで溶けて冷たくなくなります。

関連記事:クールリングの比較

ポータブルバッテリー

電源を確保することが出来ます。例えば扇風機を動かしたり、冷蔵庫と接続すれば冷蔵庫の温度を保つことも出来ます。上の写真の256Wh容量、最大出力300Wのポータブルバッテリーでファミリー用の一般的な冷蔵庫や扇風機を最大8時間程度、稼働させることが出来る計算です。

冷蔵庫は停電時、扉の開閉を行わなければ2~3時間程度は庫内の温度を保つことが出来ると言われています。とはいえ停電して暑い室内、冷たい飲み物やアイスを食べたい時に冷蔵庫を開けることができないのは大きなストレスになります。ポータブルバッテリーがあれば数時間程度の停電が発生しても、冷蔵庫を「使う」ことが出来る点は大きいと思います。

関連記事:Anker 521 Portable Power Stationの実機レビュー

着るクーラー

電気を通すと冷たくなるペルチェ素子という仕組みを利用して「冷却」できる装置です。首元に装着して、銀色のプレート部分を背中や首にあてて使います。

冷却プレートは約21度(ソニー・レオンポケットの場合)まで冷えるので、物理的に冷たくなります。私は真夏のウォーキング時などに使用していますが、暑さが幾分やわらぐ感覚があります。レオンポケットの場合、満充電・最低温度で約3~4時間使えます。USBから給電できるので、モバイルバッテリーやポータブルバッテリーがあればより長時間使うことが出来ます。

加温も出来るので、真冬の停電時にも役に立つでしょう。価格は2万円以上と高価なので、普段から使うことを想定して検討してください。

関連記事:着るクーラーの一覧比較表

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です