大阪府で本当に安い電力会社は?
大阪府内に電気を供給している、電気代が安い電力会社を452社・5640プランの電気料金データベースから厳選して、世帯人数や使用条件ごとに細かく、分かりやすく紹介します。
目次
大阪府で電気代が安い電力会社
条件ごとに紹介します。なお、現在燃料価格が高騰しているため、燃料価格の変動を電気代に転嫁する「燃料費調整額」に上限が無い料金プランは関電の従量電灯Aよりも高くなっています。必ず燃料費調整に上限がある料金プランを選んでください(関電も「なっトクでんき」などは上限無し 大阪ガスも上限撤廃)
一般住宅(非オール電化)には
現在燃料価格が高騰しているため、燃料価格の変動を電気代に転嫁する「燃料費調整額」に上限が無い料金プランは関西電力の従量電灯Aよりも電気代が高くなる場合があります。必ず燃料費調整に上限がある料金プランを選んでください。
燃料費調整に上限がある料金プランは非常に限られていますが、その中でも関西エリアではコスモでんきが上限を維持しており、関西電力従量電灯Aよりも料金が安いです。世帯人数別の平均使用量で関西電力従量電灯Aと料金を比較します。
条件 | 削減率・年間削減額 | |
---|---|---|
スタンダード | ポイントプラス | |
1人世帯 月170kWh |
0円 | -0.9% -410円 |
2人世帯 月348kWh |
-2640円 | -2.7% -2775円 |
3人世帯 月391kWh |
-5160円 | -4.5% -5298円 |
4人世帯 月437kWh |
-6120円 | -4.5% -6018円 |
いずれも燃料費調整に上限がある料金プランです。初期費用や解約違約金の発生もありません。
現在特にキャンペーンはありません。
オール電化住宅には?
オール電化住宅には、出光興産の「オール電化プラン」が安いのでおすすめです。オール電化プランでは関西電力も燃料費調整に上限を設定していないため、この点を気にする必要はありません。
出光でんきのオール電化プランは、関西電力の現行のオール電化プラン(はぴeタイムR)と同じ時間割設定、ほぼ同じ料金単価設定で、基本料金が割安に設定されている分、お得になる料金体系です。解約違約金や初期費用も無く、また電気代高騰リスクがある市場連動型プランにも該当しないため安心して契約できます。
出光のガソリンスタンドでの給油がリッター2円引き、もしくは電気自動車を所有している場合は電気代が月200円割引になる特典もあります。

大阪府の平均電気料金は
電気料金 | 127115円 月10593円 |
29位/52都市中 |
---|---|---|
使用量 | 4621kWh 月385kWh |
35位/52都市中 |
総務省「家計調査」(2018~20年)の大阪市の平均の年間電気料金と、平均使用量のデータです。
全国の政令指定都市の中では平均よりもやや少ない使用量、電気料金です。同じく大阪府内の政令指定都市である堺市も、大阪市とほぼ同じ結果でした。
大阪市は他の政令指定都市と比較しても、東京23区と並んで都市化が進んでおり、住宅の面積も狭い傾向があること、また気候が寒冷でないことから電気の使用量が平均よりも少ないと分析できます。
大阪府でも「ご当地電力会社」も続々登場
大阪府内にも地域密着の「地域新電力」が続々登場しています。
各地域で設立され、主に地域での電力供給を目指している新電力会社です。電気代だけで選ぶのではなく、地域社会での経済循環という観点からも選択肢としておすすめです。
大阪府内では泉佐野市が泉佐野電力を設立し、主に市内の公共施設に電力を供給しています。
ガス会社の切り替えも
ガス会社も乗り換えることで、ガス料金の削減が可能です。都市ガスの場合、電気と同様にウェブからの申込みだけで完了、特に工事などは発生しません。
大阪ガスのエリアを中心に、新規参入のガス会社への乗り換えが可能です。電気とのセット割引を押している会社も多いですが、安い会社を別々に探した方が大幅に安くなるケースが多いです。詳しくは以下の記事で。
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