ミツウロコでんきとLooopでんきの比較
ミツウロコでんきとLooopでんき、どちらの方が電気代が安いのか。またサービス内容にはどのような違いがあるのか、電力自由化の専門家として多数のメディア取材を受けてきた私が分かりやすく解説します。
目次
ミツウロコでんきとLooopでんきの比較
ミツウロコでんきとLooopでんき、何が違うのかあらゆる角度から比較していきます。
料金プランの比較 どちらが安い?
各地域の大手電力会社の標準的なプランである「従量電灯」と比較して、年間いくらお得になるのか。世帯人数ごとの平均使用量で試算した結果を紹介します。
Looopでんきは市場連動型プランを採用しており、30分ごとに料金単価が変動します。事前に料金を予想することが全くできないため、試算を掲載できません。また市場連動型プランは電力取引価格の推移によっては電気代が高額になる恐れがあるため、基本的に利用を推奨しません。
サービスの違い
ミツウロコでんき | Looopでんき | |
---|---|---|
初期費用 | 無し | 無し |
解約時の違約金 | 無し | 無し |
付帯サービス | 駆けつけサービス 東北・関東・中部・関西のみ |
駆けつけサービス 関東のみ |
支払い方法 | カード、口座振替 | カード |
ミツウロコでんきとLooopでんきの一部地域では「駆けつけサービス」が付いています。電気のトラブルが発生した際に、24時間365日「無料で」駆けつけ、応急処置などを行ってくれるというものです。電気が付かない、コンセントが焦げ臭いといったトラブルを解決してくれます。滅多に利用するものではありませんが、あると便利なサービスです。
Looopでんきは、ウェブのマイページの機能が充実しており、大手電力会社のプランと比較して毎月いくらの節約になったのかを表示する「節約額チェッカー」などの機能を提供しています。
環境・エコは?
CO2排出量 | ミツウロコでんき | Looopでんき |
---|---|---|
2020年度 | 491g | 349g |
2019年度 | 474g | 349g |
2018年度 | 493g | 349g |
2017年度 | 493g | 349g |
2016年度 | 556g | 349g |
環境省を通じて公表された、「CO2排出係数」のデータです。1kWhの電気を供給するごとに、どれだけのCO2を排出するのかを表す数値です。
いずれもLooopでんきの方がCO2排出量が少なく、環境負荷が小さいと言えます。全国の新電力と比較しても、Looopの値は非常に優秀と言えるものです。
対するミツウロコでんきは新電力や大手電力会社としては平均的なCO2排出量です。
特徴をまとめると・・
最後に、2社の特徴をまとめます。
ミツウロコでんき
大正15年創業、エネルギー企業としては老舗です。
主要なプランでは解約違約金も無く、ENEOSや出光など主要な新電力と比較しても見劣りしない料金水準を実現しています。
Looopでんき
2011年創業、新進気鋭のエネルギーベンチャー企業です。中部電力などからも出資を受けています。
市場連動型プランを採用しており、30分ごとに料金単価が変動します。事前に料金を予想することが全くできないため、試算を掲載できません。また市場連動型プランは電力取引価格の推移によっては電気代が高額になる恐れがあるため、基本的に利用を推奨しません。