北海道ガスの電気を専門家が解説！メリット・デメリットは？

北海道ガスの電気の概要

運営会社	北海道ガス	電力調達	提携先、自社バイオマス発電など
供給エリア	北海道電力エリア	契約条件	電気のみでも契約可

　・北海道の大手都市ガス会社
　・バイオマス発電所やLNG火力発電所を保有
　・18万件を超える契約を獲得（2020年時点）

　道内でガスを販売してきた「北ガス」の電気です。

　道内産の木材を燃料とするバイオマス発電所を苫小牧に建設したほか、石狩に天然ガスを燃料とするLNG火力発電所を建設しました。2018年の震災後の電力不足では、完成前の試運転中だった火力発電所から道内に電力を供給し、電力不足の緩和にも貢献しています。

　既に10万件を超える契約を獲得し、道内でも人気の新電力となっています。そんな北ガスの電気を詳しく解説します。

　乗り換えで、電気料金がどれくらい安くなるのでしょうか。
世帯人数別に、平均的な電気使用量のご家庭をシミュレーションしてみました。

シュミレーション条件

　電気だけでも契約できますが、北ガスの他のサービスと組み合わせることで割引があります。

　ガスとセット契約で利用する場合の料金水準は道内の新電力の中でも最安水準といえる料金水準です。

　いずれか一つの割引を電気料金に適用できます。

　給湯＋暖房割はガス給湯器とガス暖房機を「両方」設置している家庭に適用されます。道内でガスを使っているご家庭では多くの世帯が適用されるのではないでしょうか。

　契約期間に関係なく、違約金は発生しません。

　口座振替とクレジットカード払いに対応しています。

　すでに北ガスのガスや灯油配達の契約がある場合は、それらの料金とまとめて支払うこともできます。

　2019年度の計画値の電源構成は以下のとおりです（主なものを抜粋）

　環境省が2022年1月に公表したデータでは、北海道ガスの電気の1kWhあたりのCO2排出量は469g（2020年度実績）と、新電力としては「平均的」といえるものでした。過去には悪い成績だったこともありますが、高効率な自社火力発電所の稼働により数値が年々改善しています。

　北海道電力と比較してもCO2排出量が20%以上少ないです。北ガス電気に切り替えるだけで、CO2排出量を20%以上削減することが出来ます。