高いオール電化の電気代を安くする方法

節電だけじゃない!オール電化の電気代を安くする方法


 すべてのエネルギー源を電力に頼っているからこそ電気代が高くなってしまうオール電化住宅。そんな「高い」オール電化住宅の電気代を削減する方法を解説します。



電気を使う時間帯を工夫する


 オール電化住宅の電気代を削減する一番の鍵は、電気を使う「時間帯」にあります。


とにかく「昼間」の電力消費を抑える


 オール電化用の料金プランは、深夜帯の料金単価が大幅に安く設定されている反面、「昼間」の料金単価は割高です。エコキュートや電気温水器でお湯をまとめて沸かしてもらって、深夜の余剰な電力を使ってもらうために電力会社が取った戦略です。


時間帯 料金単価
昼間
午前6〜翌午前1時
25.80円/kWh
深夜
午前1〜6時
17.78円/kWh

 上表は東京電力エナジーパートナーのオール電化プラン「スマートライフ」の料金単価です。同じ1kWhの電力でも、昼間と深夜帯では1.5倍近い料金差があります。


 同じ量の電気を使っても、深夜は昼間よりも大幅に安く済むというわけです。


具体的には何をすればいいの?


 それをふまえて、やるべきことは電気を使う時間帯を深夜帯にシフトさせることです。


オール電化は昼間に節電すると電気代が安くなる


 具体的には、例えば夕食後すぐにスイッチをいれていた食洗機をタイマー設定で深夜に動かすとか、あるいはドラム式洗濯乾燥機の稼働を寝ている間に行う、洗濯機をタイマー設定で朝起きる頃に稼働するようセットするといった方法があります。


 あるいは、エアコンは起動から部屋の温度が安定するまでの間の消費電力が大きいので、例えば深夜帯が午前6時までの料金プランを契約していて朝6時半に起床する場合、タイマー設定で5時半に起動するように設定しておくと、稼働時間が長くなってもかえって電気代が安くなる可能性があります。


 また、スマホやノートPCのようにバッテリーを内蔵している機器は、深夜に充電して昼間はバッテリー駆動を心がけるようにすると電気代の削減に繋がります。


節電で電気を使う「量」を減らす


 使う時間帯を深夜にシフトさせることも重要ですが、それとあわせて使う「量」を減らす節電も有効です。


節電こそが電気代削減の王道


節電で電気代が安くなる


 電気代を安くするには、電気を使う量を減らすのが最も有効です。オール電化プランは深夜帯の料金が安いとは言っても、タダではありません。電気をなるべく使わないということが重要です。


 オール電化住宅では深夜の寝静まっている時間帯の電気代は安いですが、人々が活動している時間帯の電気代はむしろ割高です。一般住宅以上に、節電を意識する必要があります。


 家電製品を購入する際も、省エネ性能を重視して検討してください。例えば大型テレビの場合は、有機ELテレビは液晶テレビよりも1.5倍程度の消費電力量となるため本体価格以上に電気代で「損」です。


再エネ賦課金という隠れた負担も


 日本では電気を電力会社から1kWh購入するごとに再エネ賦課金と呼ばれる費用を、電気代とは別途負担する必要があります。2020年度は2.98円/kWhです。全国で徴収された再エネ賦課金は、太陽光発電の余剰電力の買取などに充てられています。


 1kWhあたり約3円というのは、電気代の単価と比しても1割前後に相当します。その分、電気代が高くなっているので、より一層節電が重要となります。もっとも、オール電化住宅の場合は太陽光発電システムを設置して売電収入を得ているケースが多いので、恩恵の方が大きい場合も少なくないでしょう。


電力会社を乗り換える


 ウェブで5分程度で終わる簡単な手続きだけで、電力会社を乗り換えることが出来ます。安い料金プランに変更することで、オール電化住宅の場合は月に数百円前後の節約になります。


 乗り換えるにあたって特に工事や費用などは発生しません。また、電気が自宅まで届くルートはどの電力会社(大手電力、新電力)と契約しても同じで、停電のリスクも変わりませんし災害時の復旧の速さも変わりません。リスク無しで電気代を下げることが可能です。


 注意点としては、大手電力会社の過去のオール電化プラン(現在新規契約が出来ないもの)は現行のプランと比較して大幅に割安であるため、新電力に乗り換えてもかえって電気代が高くなります。現行プランで契約している場合のみ、検討してください。


太陽光発電を導入する


太陽光発電


 新車が購入できる程の費用とリスクが生じるため軽々にはおすすめできませんが、オール電化住宅では太陽光発電システムを導入するメリットが大きいです。既に導入しているオール電化住宅も多いでしょう。


 太陽光発電システムは昼間に発電をするため、昼間に電力会社から購入する電気の量を大幅に削減できます。昼間の電気代が高いオール電化住宅との相性が非常に良いです。売電価格が下落した現在においても、オール電化住宅ではメリットを得やすいでしょう。


 売電収入を得られない代わりに太陽光発電システムを自宅に「無料で」設置できるサービスも日本で徐々に普及し始めています。ただし、こうした無料設置サービスは電力プランとセット契約する必要があり、魅力的なオール電化プランを提供していない場合が多い点には注意が必要です(かえって電気代が高くなる場合も)




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