私としたことが・・
私は電力自由化を機に、ENEOSでんきに乗り換えたのですが、リサーチ不足が原因で乗り換え前よりも電気料金が高くなってしまいました。料金が安くなることを期待して乗り換えたのに、やってしまいました(´・ω・`)
・追記 夏は東電と変わらなかったものの、冬は激的な差がありました。 2017年2月分だけでも、2453円もお得になりました。冬を越してみてこの選択は「正解」だったことを実感できました。 |
私の失敗
一先ず、我が家の電気の使用状況と、料金を説明します。
期間 | 使用量 | ENEOSでんき 料金 |
東電(仮定) 料金 |
2016年6月 | 131kWh | 3254円 | 3202円 |
2016年7月 | 174kWh | 4254円 | 4184円 |
2016年8月 | 221kWh | 5151円 | 5221円 |
見ての通り、8月はわずかに「お得」になったものの、6・7月はわずかに割高です。最も使用電力量が伸びる冬を迎えないとまだ分かりませんが、年間で見ると恐らくトントンか数百円程度の損で落ち着くでしょう。
とはいえ、早期申込みキャンペーンで初月の料金(上表に掲載しなかった5月分)から2千円引かれているので、それを勘案すると損はしていません。ですが、釈然としませんね。
なぜ失敗したのか
雑誌や新聞などに「電力自由化の専門家」として取材を受けていた私が、何故このような失敗をしたのか。最大の原因は「電気の使用量が想定よりも格段に少なかった」ことです。
私は2015年末に結婚をし、家族が増えました。「二人暮し」での自宅の電気使用量のデータが手元に無かった、というのが言い訳です。家族が増えれば電気をたくさん使うようになると思っていましたが、政府が統計データとして発表している二人暮らし世帯の平均使用量の半分以下という、省エネ新婚生活を送ってしまっているため、想定から大きく下振れしてしまいました(常時二人在宅しているのに、自分でも驚いています)
忙しくて自宅のシュミレーションをしている暇が無かった、という言い訳も付け加えさせていただきます(´・ω・`)
私の失敗からの教訓
失敗した私から皆さんへのアドバイスです。
割高になるプランも多いので注意しよう
使用量が少ない場合、大手電力よりも割高になる料金設定をしている新電力が多いです。私が選んだENEOSもそうですし、東京ガスや大阪ガスもそうです。
プランにもよりますが、1人〜2人暮らし世帯が選ぶと割高になるプランが非常に多いです。中にはHTBエナジーのように「一律5%引き」を標榜して使用量に関係なくお得になる会社もあるので、使用量が少ない世帯はより慎重に探しましょう。 私もHTBエナジーにしておけばよかった。。
比較サイトのシュミレーションも参考に
実は私、電気料金シュミレーションを一切せずに申し込んでしまいました。というのも、当サイトの料金シュミレーターの稼働が5月にずれ込んだため、詳細なシュミレーションが出来なかったのです。
もしシュミレーターがあと1ヶ月早く稼働していれば、正しい選択が出来たのにな・・と後悔しています。当サイトにかぎらず、「電力比較サイト」と呼ばれるサイトの料金シュミレーションをいくつか試した上で申込みましょう。詳細な試算をしてくれる新電力も多いので、申込時に確認するのもおすすめです。
失敗にそなえて「違約金無料」を選ぼう
綿密に調べて乗り換えても、想定外の事態が起こることもあります。例えばエアコンが故障して新品に交換したら、電気代が急激に下がった・・といったこともあります。
そうした事態を見越して、解約時の条件が厳しい新電力は選ばない方がいいです。違約金無くいつでも自由に解約出来る新電力も多いので、そうした会社を選ぶようにしましょう。
ちゃんと選べばお得になる!
私のように失敗した人、もしくは失敗したことにすら気づいていない人がけっこういるかもしれません。でも、ちゃんと調べたら節約になるので、ぜひ情報収集を進めてください。
余談
ちなみに、私が契約しているENEOSでんきはいつでも違約金無しで解約できます。なのに解約せずに使い続けているのは、これから子供が生まれたり、マンションから戸建てに引っ越す予定があり、電気の使用量が増加する想定を立てているからです。2017年はきっと、東電よりもお得に使えるはず・・です。
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