「最低月額料金」がゼロ円の電力会社・電気料金プラン

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最低月額料金が無料の電気料金プランは?


 電力自由化では様々な料金プランが登場していますが、中には「最低月額料金」がゼロ円というプランもごく一部に存在しています。最低月額料金が無料のプランや、そうしたプランの活用方法を紹介します。



そもそも「最低月額料金」とは?


 まずは最低月額料金を分かりやすく説明します。


電気を全く使わなかった月に適用される


 最低月額料金とは、電気を契約している期間中に請求される「最も安い請求額」を指します。


 電気を全く使わなかったケースは分かりやすいですが、わずかしか電気を使わなかった場合にも最低月額料金が請求される場合があります。例えば実際には800円分しか使用していない場合でも、最低月額料金が1300円の場合は1300円が請求されます。


 注意点としては、電気の使用量はカレンダー上の暦(1日〜末日)でのカウントではなく、地域によって異なる「検針日」で認定されます。例えば検針日が毎月17日の場合、3月17〜4月16日が3月分の料金となるので、検針日と電気を使うタイミングによっては最低月額料金が適用されない場合もあります。


電気の検針日のイメージ


最低月額料金の相場は?


 東京電力や関西電力など大手電力会社の家庭向けプランの場合、最低月額料金は300円前後としているところが多いです。例えば東電は231.55円、関電は334.82円です。使用量が0の場合は、基本料金は掛からず最低月額料金が適用されます。


ブレーカーを落としっぱなしにすれば最低月額料金が適用される


 新電力については、電気を全く使わなかった月の基本料金は半額になり、更に最低月額料金が別途定められているところが多いです。


 例えば東京ガスの電気の場合、使用量ゼロの場合「基本料金半額」かつ最低月額料金が540円となっています。大手電力会社と比べると、新電力の方が高い傾向があります。


最低月額料金がゼロ円の電気料金プランの一覧


 「基本料金0円」の料金プランを取り入れている新電力の中に、最低月額料金を設けていないところがあります(一部例外もあるので要注意)


社名 主な供給地域 公式サイト
楽天でんき 離島除く全国 公式サイト
サステナブルエナジー 沖縄・離島以外 公式サイト
Looopでんき 沖縄・離島以外 公式サイト
Japan電力 沖縄・離島以外 公式サイト

 上で紹介したものは、いずれも基本料金が0円かつ最低月額料金も0円のプランです。
 他にも基本料金0円のプランがありますが、例えばAIでんきの場合、10Aあたり226.8円もしくは関西・中国・四国エリアでは1360.8円の最低月額料金が設定されています。「基本料金0円=最低月額料金も0円」ではない点には注意が必要です。


最低月額料金0円プランの活用方法


 最後に、最低月額料金が0円のプランの活用方法を紹介して終わります。


毎月は行かない別荘・空き家など


 毎月行くわけではない、あるいは月に数日しか滞在しない別荘や空き家をお持ちの人には、最低月額料金0円・基本料金0円のプランはとてもお得です。


別荘や空き家には最低月額料金0円プランがおすすめ


 長期不在の家屋ではブレーカーを落としている場合が多いと思いますが、最低月額料金0円のプランであれば電気を使わない限り請求額が発生しないため、大手電力会社と比べて月に数百円の節約になります。


 また、多くの電力会社では電気を1kWhでも使ってしまうと、最低月額料金ではなく基本料金がフルに適用されてしまいます。基本料金0円・最低月額料金0円のプランでは、仮に1kWhしか使わなかった場合でも1kWh分の料金が請求されるだけなので、とてもお得です。気兼ねなく少量使える点で利便性が高いと言えるでしょう。




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