3年使って感じた食洗機のメリット・デメリット

3年使って感じた食洗機のメリット・デメリット


 共働き世帯の増加にともない、注目を集めている食器洗い乾燥機。実際に3年以上使っている私が、細かな部分も含めてメリット・デメリット両面を詳しく紹介します。



我が家の食器洗い乾燥機


 まずは我が家で使っている食洗機を紹介します。


我が家の食洗機(リンナイ製)

我が家のリンナイ製食洗機

 3年前に入居した新築の賃貸住宅に設置されているビルトインタイプの食洗機です。スタンダードタイプの大きさで、大人2人・乳幼児2人という環境で使っています。食洗機を導入する以前から洗い物は全て私の担当です。


 ちなみに、15年ほど前に暮らしていた家では据え置き型の食洗機を5年ほど使用していたこともありました。これらの体験をふまえて解説します。


使ってみて感じたメリット


 まずは食洗機を使っていて感じる「いいところ」を紹介していきます。


時間を圧倒的に節約できる


 食器洗いは意外と時間が掛かる厄介な家事です。大人2人分の量でも、調理器具も含めると一食分で10分あるいは15分という時間が掛かります。ライオンが行った調査では、食器洗いに1日平均25.2分掛かるそうです。


 食洗機は洗い物を庫内に入れるだけで、乾燥まで完了します。庫内に入り切らなかったものを手洗いする時間や、洗い終わった後に戸棚に食器を戻す作業を加味しても、未導入の頃と比べて半分以下に短縮出来ていると感じます。


 特に乳幼児がいると離乳食の瓶やおしゃぶりなど、小物が多数洗う必要があります。それらもまとめて食洗機で洗えるのは本当に楽です。


乳幼児がいる家庭に特におすすめしたい食洗機

乳幼児の小物もラクラク洗える

洗浄力に不満無し


 食洗機を使ったことが無い人は、ちゃんと洗えるのか不安に感じる人も少なくないでしょう。ですが、基本的にはちゃんと洗えるのでその心配は必要無いですし、日常的にも洗い直す作業は皆無です。


 食洗機は高い水圧と、60〜80度という高温、また使用する洗剤も洗浄力が高い(手洗い用には入れられない強い洗浄成分が入っている)ので、概ねちゃんと洗えます。


 ちなみに、ビルトインよりも据え置き型の方が洗浄力は更に高いそうです(我が家はビルトイン)


食洗機用洗剤は洗浄力が高い

食洗機には専用洗剤を使う

高温で洗えるから衛生的


 食洗機は60〜80度近い温度で洗い、そして高温で乾燥します。手洗いでは真似できない温度で洗うことが出来るため、衛生面でも安心できます。


節水に貢献出来る


 食洗機は庫内に溜めた水を上手く利用することで、大幅な節水を実現しています。パナソニックの公式サイトによれば、手洗いで75Lの水を使うところを、食洗機の場合は11Lとわずか6分の1で済むとのこと。


 特に水不足が頻繁している地域にお住まいの方におすすめです。


手荒れの防止にもなる


 食洗機を使っても、食洗機に対応していない食器や入り切らなかったものを手洗いするため、完全に手洗いが無くなるわけではありませんが、手洗いする量は激減します。


 特に冬の時期は洗い物で手荒れする人もいると思いますが、食洗機を使うことで症状が緩和するかもしれません。私も食洗機を導入する前年の冬には手が切れて痛い思いをしましたが、食洗機を導入してからは手が少しカサつく程度で済んでいます。


スイッチひとつで食器洗いが完了する食洗機

スイッチを押すだけでOK

洗い物を気にせず食器を使えるようになった


 手洗いしていた頃は、洗い物を出来るだけ増やさないでほしいという気持ちが強くありました。家族に対しても同じ皿を使い回すように圧力を掛けたこともありました。


 ですが食洗機を導入してからは、洗い物が増えても食洗機に入れるだけでOKなので、特に気にならなくなり、食器を気兼ねなく使えるようになりました。


手洗いしにくいものを洗える


 魚焼きグリルの網とか、コンロの五徳(鍋を置く部分の金具)は手洗いすると非常に面倒だと思います。我が家では食洗機で洗っていますが、きれいに仕上がるのでおすすめです。


 特に魚焼きグリルは手洗いだと臭いが残ってしまいがちですが、食洗機では臭いもしっかり取れます


食洗機なら魚焼きグリルもラクラク

魚焼きグリルも楽にきれいになる

使っていて感じるデメリットと不満


 概ね満足していますが、不満に感じている点もあります。


食洗機が場所を取る


据え置き型食洗機は場所を取る

紫色のテープで囲った大きさが据え置き型食洗機のサイズ

 我が家はビルトインの食洗機なので、見かけ上は場所を取っていないです。しかし、食洗機が無ければ収納になっていた部分が食洗機で占領されているため、その分台所の収納が少なくなっています。


 また、以前使っていた据え置き型の食洗機の場合は、調理などの作業スペースが明らかに狭くなっており、その点を不満に感じていました。また、スペースの大きさによっては据え置き型を設置できない場合もあるでしょう。


 食洗機を導入することで、例えば食器カゴを無くせるor小さなものに変えられたりもしますが、それ以上に場所を取るので台所は狭くなります。


汚れが落ちていないこともある


 概ねちゃんと洗うことが出来ていますが、たまに洗えていない時もあります。


 気をつけたいのはお皿の並べ方で、並べ方が悪いと水流が届かず、汚れが落ちていないこともあります。また、食器の上で乾燥してしまった卵の黄身は残ってしまうことが多いように感じます。


食洗機で落ちきれなかった汚れ

食洗機で落ちきれなかった汚れ

洗うのに時間が掛かる


 食洗機を使うと乾燥まで完了するのに2時間以上掛かります(機種やモードによっても差は大きいようです) 手洗いであれば20分掛かるところを、食洗機では洗い・すすぎだけでも1時間近く掛かります。


 食事が終わってすぐに食洗機をまわせば、次の食事の準備を始めるまでには完了しますが、急いでいる時は手洗いの方が早いです。


洗い物が入り切らないことがある


 スタンダードタイプのものでも、毎食後に洗うのであれば大人4人でも足りる設計になっているようです。しかし、我が家のように朝・昼をまとめて洗おうとすると、入り切らないことが稀にあります。


 また、大きさの問題で食洗機の庫内に入らないものもあります。
 フライパン(直径27cm)はいつも食洗機で洗っていますが、フライパンのフタは入らないのでいつも手洗いです。また、フライパンでも深型のタイプなどは食洗機に入らない場合もあるでしょう。


 あとは筒状のものも、庫内に入ってもちゃんと洗えないのでおすすめしません(水流が奥まで届かない)
 具体的には水筒、哺乳瓶、麦茶ポットなどです。


筒状のものは食洗機で上手く洗えない

筒状のものは食洗機で洗えない

 更に、温度の関係で食洗機で洗えないものにも注意が必要です。漆塗りの食器や、一部プラスチック製品などは対応していない場合もあります。ピーラーやまな板は、食洗機対応のものを買い直しました。


電気代が掛かる


 食洗機は水温を上げるためのヒーター、また乾燥する時にもヒーターで温めた温風を使うため、それなりに電気代が掛かります。


 パナソニックの公式サイトによれば、1回あたりの消費電力は770Wh。1kWhの電気代を27円とすると、20.8円掛かる計算です。


手洗い 食洗機
洗剤 5.5円 3.2円
水道代 18.9円 2.8円
電気代 - 20.8円
ガス代 28.2円 -
合計 52.6円 26.8円

 ただし、お湯で手洗いした場合と比べて、洗剤・ガス代・水道代も含めてトータルで見ると1回あたり25.8円の節約になるとの試算が示されており、電気代は高いもののトータルではランニングコストはそれほど高くはないと言えます。パナソニックによれば、お湯ではなく水で手洗いした場合よりも食洗機の方が若干安くなるようです。


 電力会社を安い新電力会社に切り替えることで、電気代を10%程度安くすることも可能です。あわせて電力会社の乗り換えも検討してみてください。


音がする


 食洗機の動作中は、ずっと音が聞こえます。


 洗い・すすぎ中は、庫内に水流がぶつかる音がします。食洗機の水流は、2mほどの高さまで上がるほど強いので、それなりの音がします。


 また、乾燥中もファンの音が断続的に聞こえます。それほど気になる音ではありませんが、例えば音楽や映画鑑賞をする時には邪魔になりそうです。


排気が熱い


 食洗機は乾燥時に排気が出ます。乾燥が始まってから最初の1分程度は排気口から湯気が出ているのが見えるほどです。


 冬の時期は部屋の加温・加湿になるので良いのですが、夏の冷房の時期はちょっと嫌です。我が家では冷房を使う時期は、夕食後の食器洗いをタイマー設定で深夜にやるようにしています。


 また、若干の臭いもあるので、来客がある時などには気になるかもしれません。


食洗機の排気口

食洗機の排気口

手入れが必要


 食べ物のカスなどが庫内の「残菜フィルター」に溜まるので、それを定期的に取り除く必要があります。我が家では1〜2週間に1回程度の頻度でやっていますが、サボると汚れ落ちが悪くなるので定期的な作業は欠かせません。


 作業自体は簡単で、ティッシュペーパーなどで金網を擦れば簡単に取り除けるので、1分も掛からないです。


 あとは庫内に油汚れのようなものが堆積していくのですが、擦っても取れないので諦めています。水垢などは、クエン酸や「庫内クリーナー」などを入れて、食器を入れずに運転するだけでOKです。月1でやっていますが、手間はほとんど掛かりません。


食洗機はフィルターの掃除が必要

食洗機のフィルター

鍋を洗うと柄の中に水が溜まることが


 フライパンや片手鍋を食洗機でいつも洗っているのですが、柄(え)の結合部分から水が入るのか、洗った後に庫内から取り出す際に水が垂れてくることがあります。以前使っていたフライパンでは、調理中に熱くなった水が垂れてきて熱い思いをしたこともありました。


 あとは乾燥が終わっても、コップやお皿の底の部分(洗う時は逆さにして入れる)に水が溜まっていることがしばしばあり、シンクに捨てて拭くこともあります。IKEAのマグカップは底に溝があって、水が溜まらないように工夫されていたので、良いなと思いました。


食洗機でフライパンを洗うと柄から水が垂れる

柄の結合部から水が垂れる

気になる疑問


 食洗機を使う前に疑問、不安に感じていた点を整理して終わります。


どれくらいの量を洗えるのか


 よほどの大家族や、料理に凝る(品数が多い)家庭でなければ、問題無く洗いきれる量の食器と調理器具が入ります。スタンダードタイプであれば4人程度までは大丈夫だとカタログなどに記載がありますし、実際我が家(大人2人・乳幼児2人)でも朝・昼のまとめ洗いでは余裕はありませんが、夜はわりと余裕があります。


食洗機の庫内は意外と広い

意外と広い庫内

賃貸でも後付け出来るのか


 ビルトイン食洗機の後付は基本的に出来ないと考えた方がいいです。大掛かりな工事が必要となるため、大家側が嫌がりますし工事費用も高額なのでおすすめしません。どうしても、という場合はまずは大家や管理会社に相談してください。


 据え置き型の場合は意外と簡単な工事で取り付けが出来るので、退去時に元に戻せばOKという大家が多いでしょう。まずは管理会社などに確認することをおすすめします。


 2〜3人用と小型ではありますが、工事が一切不要の食洗機も登場しています。タンクに水を注いで、排水はホースでシンクに捨てるタイプです。




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