東京電力とLooopでんきの比較
東京電力とLooopでんきではどちらの方が電気料金が安いのか、またサービス内容や環境性能についても詳しく比較を行います。Looopでんきの値上げ対応済み
目次
東京電力とLooopでんきの比較
東京電力とLooopでんき、何が違うのかあらゆる角度から比較していきます。
料金プランの比較 どちらが安い?
東京電力の標準的なプランである「従量電灯」を基準に、Looopでんきは年間でいくら安いのか・高いのか。世帯人数ごとの平均使用量で試算した結果を紹介します。
お得率と年間節約額 | 20A / 月170kWh |
30A / 月348kWh |
40A / 月391kWh |
50A / 月437kWh |
Looopでんき おうちプラン |
+14.4% +7372円 |
+5.8% +6540円 |
+1.7% +2195円 |
-1.4% -2213円 |
Looopでんきが値上げを行ったため、現在の料金プランでは3人以下世帯の平均使用量では東電よりLooopでんきの方が高くなっています。
なお、Looopでんきは電力の市場取引価格に連動して料金が変動する仕組みを導入しており、料金が高騰するリスクがあります。当サイトの試算には変動を加味していません(事前の予想が出来ないため)

なお、上記の料金シミュレーションでは燃料費調整の上限を考慮していないため、燃料価格の推移によっては試算値よりも高くなる場合や、燃料費調整に上限を設けている大手電力の従量電灯よりも高くなる場合があります。他の料金比較サイトを利用する場合も注意してください。料金一括シミュレーションでは最新月の燃料費調整単価をもとに試算できます。
サービスの違い
続いて、サービス内容を比較します。
東京電力 | Looopでんき | |
---|---|---|
初期費用 | 無し | 無し |
解約時の違約金 | 無し | 無し |
付帯サービス | 無し | 駆けつけサービス |
支払い方法 | カード、口座振替、コンビニ | カード |
Looopでんきは「電気のトラブル」の際に、60分以内まで無料で応急対応を行う「かけつけループ」というサービスを提供しています。24時間365日対応で、東京電力のグループ企業である東京電力パワーグリッドが対応します。
支払い方法はループはクレジットカード払いのみとなっており、口座振替やコンビニ払いが出来ない点には注意が必要です。

環境・エコは?
CO2排出量 | 東京電力 | Looopでんき |
---|---|---|
2020年度 | 441g | 349g |
2019年度 | 455g | 349g |
2018年度 | 462g | 349g |
2017年度 | 462g | 349g |
2016年度 | 474g | 349g |
環境省を通じて公表された、「CO2排出係数」のデータです。1kWhの電気を供給するごとに、どれだけのCO2を排出するのかを表す数値です。
Looopでんきは東京電力と比較してCO2排出量が20%以上少ないです。月348kWhの電力を使用した場合、排出量を年間で384Kg削減できます(20年度実績で比較)

結論
結論をまとめます。
4人以上の世帯ではLooopでんきが安い
4人以上の世帯ではLooopでんきの方が東電より電気代が安いと言えます。
一方、3人以下世帯の場合、東電よりも電気代が高くなってしまうため、おすすめしません。
2022年10月から電力の市場取引価格に連動して電気代が変動する仕組みを採用しており、電気代が高騰するリスクのある料金体系となっています。
Looopが割高になる「損益分岐点」は?
値上げ後の料金プランで評価します。
契約容量 | Looopでんきが 安くなる使用量 |
---|---|
40A | 月500kWh以上 |
50A | 月340kWh以上 |
60A | 使用量問わず |
契約容量が大きくなると基本料金が高くなる東電に対し、Looopでんきは基本料金が0円なので契約容量が大きい場合にメリットがあります。
ただし電力の市場取引価格に連動して電気代が変動する仕組みを採用しており、変動を加味すると多くの一般家庭ではLooopでんが東電より割高です。
