無線LANルーターの電気代はいくら?

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無線LANルーターの電気代を実測しました


 無いと困る無線LANルーター。しかし24時間365日ずっと休み無く稼働するからこそ、電気代が気になる人もいると思います。我が家のWiFiルーターの消費電力を「実測」して得られた結果をもとに、電気代がいくらかかるのか検証します。



電気代実測テスト


 それでは早速、実測検証テストの結果を紹介します。


計測環境


 自宅で丸4日間にわたり計測テストを行いました。


我が家の無線LANルーター(Wifi)


機種名 NEC aterm WG1200HP
スペック 2ストリーム
2x2アンテナ
接続台数 PC 最大2台
スマホ 1台
スマートスピーカー 2台

 2016年頃に購入した無線LANルーターで、現在は生産終了となっているモデルです。サンワサプライの「ワットモニター」を使って連続4日間計測しました。


計測結果 電気代は○○円!


 計測して得られたデータを発表します。まずは積算使用量から。


経過日数 積算使用量
1日 0.10kWh
4日 0.42kWh

 計測開始からぴったり24時間後と96時間後(4日)に使用量を確認しました。
 若干の変動が見られましたが、電気代は1日あたり2.8円、30日換算で85円という結果です。年間で1035円です。(いずれも1kWhあたり27円で計算)


 意外と?掛かっているなあというのがセコセコな私の感想です。


無線LANルーターの消費電力を4日計測した

4日経過時点の表示

使い方によって消費電力は変動するのか


 通信量などによって、無線LANルーターの消費電力は変動するのか。計測した結果をまとめます。


状況 消費電力
通信していない 4.2W
通信中 4.2〜5.0W程度
PCで大容量ダウンロード中 最大5.1W

 何も通信していない(ランプの点滅無し)状態だと、4.2W程度で安定していました。


 少しでも通信が入ると消費電力が上がり、例えばスマートスピーカー(Google Home)に話しかけるだけでも0.数W程度の上昇が見られました。


 PCを使って大容量の通信をすると、やはり4W台後半まで上昇したものの、5Wを超え続けるようなことはありませんでしたが、MAXで5.1Wまで観測できました。


 結論としては、使い方による変動はせいぜい1W程度とわずかなものです。


無線LANルーターの最大消費電力

最大で5.1Wまで上昇した



電気代を抑えるには


 使い方を見直してもほとんど電気代は変わらないことが分かりました。それをふまえて無線LANルーターの電気代を抑える方法を考えました。


長期間使わない時は電源オフ


 毎晩寝る時に電源を切る(コンセントを抜く)のは面倒ですが、旅行などで数日間家をあけるときは、電源を切るのがおすすめです。


 今回テストした機種では、1日あたり2.8円の節約になるので、例えば4泊5日の旅行なら14円の節約になるでしょう。


 不在の間に誰かに使われてしまうリスクなどを考えると、電源を切ってネットワークを遮断することはセキュリティ上のメリットもあります。


 ただし、常時接続が必要な機器(IP電話やNASなど)を利用している場合は、ルーターの電源を切ることで支障が出るので注意してください。


通信しなくても消費電力が掛かる無線LANルーター

通信しなくても消費電力は掛かる

電力会社を乗り換える


 電力会社を安い新電力に切り替えることで、電気代が5〜15%安くなります。
 一般的な家庭では、平均して年間で1万円前後の節約になります。切り替えは簡単で、ネットで5分あれば完了します。初期費用などは掛かりません。


 家全体の電気代が安くなれば、無線LANルーターの電気代も安くなります。例えば10%安くなれば、無線LANルーターの分だけでも年間で100円の節約になるでしょう。





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